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[COMMUNITY] 場づくりのしごとカイギ@THE FLEMING HOUSE

本日は、5月14日(火)に実施された『場づくりのしごとカイギ』についてのご報告です。

イベントURL:https://www.facebook.com/events/390900621751073/

(WATコミュニティビルダー庄司が描いたイラストです!評判がいいです!)

 

以下のメンバーのみなさまをお呼びし、WATが清澄白河で運営するTHE FLEMING HOUSEにて、場づくりのしごとについてトークイベントを行いました。

 

■ファシリテーター: はじまり商店街 柴田大輔さん

 https://www.facebook.com/hajimari.shoutengai/

■ゲスト:

 江本珠理さん(up Tsukuba コミュニティマネージャー)

 https://up-tsukuba.com/

 川島史さん(BUKATSUDO コミュニティマネージャー)

 http://bukatsu-do.jp/

 庄司真帆(WAT inc./ 株式会社ワットコミュニティビルダー/アンドサタデー / 珈琲と編集と)

 http://wat-inc.jp/

 https://www.facebook.com/andsaturday/

 

■ゲスト活動紹介パート

江本珠理さん(up Tsukuba コミュニティマネージャー)

 もともと会社員として東京に住んでいましたが、つくばへ移住しました。移住当初はゲストハウスの立ち上げを行っていました。立ち上げ当初は、半年ほど人の動きがなかったものの、「それでも続けていれば、きっとこの町は面白くなる」と思い続け、椅子に座る日々を過ごしました。場で起こっていることを、どうやって外へ見せるか?をひたすら考え続けていました。場を運営しながらメディアを更新し続けるのは負荷も高かったので、HP上で1日1言のコーナーをつくり、毎日更新できる工夫を行いました。

 つくばを面白くするためには、私がつくばに足を据えて、外から面白い人を連れてきたり、私が外へ出向くことが大切だと考えています。

 

② 川島史さん(BUKATSUDO コミュニティマネージャー)

 BUKATSUDOは民間共同事業でありながらも、民設民営(自分たちで投資を行い、運営すること)の場です。幅広い方に活用してもらえるように、カフェで小休憩できる1時間から、シェアオフィスとして月額で借りれるタイプなど、利用時間を4段階に分けて設定しています。

 場づくりを行っていく上で特徴的なことは、ダンサーや画家など、自分で表現を行っている”表現者”の採用を積極的に行っていることです。評価軸は、「何か形にしたい」という思いをもって活動していることと、「お客さんとも場を作り上げていけそうか」ということ。この表現者採用は、実際に場を活性化させるために有効でした。

 

③ 庄司真帆(WAT inc./ 株式会社ワットコミュニティビルダー/アンドサタデー / 珈琲と編集と)

 アンドサタデーの活動により注力するために、今年の4月からWATのほうは業務委託に切り替えました。両方の場を運営し、日々感じていることは、イベントの立ち上げや企画ができる人はたくさんいます。しかし、その場で起きた火を絶やさないようにし続けることや、そこにいる人に興味を持ち続けること、サポートをし続けることの方が難しくあり、とても大切なことだと思います。

(中央:BUKATSUDOの川島さん)

 

■クロストークパート

 クロストークパートでは、ファシリテーター柴田さんの提示したお題に対して、ゲストに聞きたいトピックを3つ選んでもらいました。

(中央:はじまり商店街の柴田さん)

 

1)場づくりに必要なコミュニティスキルとは?

2)パートナーとの付き合い方や、チームビルディングってどうしてる?

3)大切にしている習慣/心がけは何か?

 

1)場づくりに必要なコミュニティスキルとは?

川島さん:傾聴力です。やりたいことをサポートすることややりたいことを最大限に引き出す力が、場の運営にとっては大切なスキルだと感じます。

江本さん:常にごきげんでいることです。自分が場の核であり、「見られている」ことを意識しています。加えて、自分ができないことを人にお願いする力です。できない人を責めないことも大切だと考えます。

 

2)どうやってパートナーと付き合い、チームビルディングを行っているか?

庄司さん:(旦那さんと運営しているアンドサタデーについて)アンドサタデーを始めてから、建設的な議論を交わすことが増えました。最終的に目指しているところは一緒ですが、プロセスやアイデアが異なる部分が多くあります。しかし、議論を交わす中で、相手の得意分野を理解し、任せることができるようになりました。

川島)意見が違うと、すべて話し合うことも難しくなってきます。そのため、任せるところは任せたり、要点だけ共有などで済ませています。「こうしたい」という思いだけは伝えるようにしています。

江本)言語化が大事です。共同経営者に対しても、なんでそうするのか?と思うことが多くあります。反対に、自分のことも、言葉に落とし込んで発信し、相手に理解してもらうことを大事にしています。

 

3)大切にしている習慣/心がけは何か?

江本)会員さんには、こちらの意図を読まれないように運営することです。つまり、相手に気を遣わせないことです。自分をごきげんでいることを保っていることも悟られないようにしています。場やイベントを軽やかに運営していくことも大切だと考えています。

庄司)軽やかに見せているストイックさは、共通だと感じます。こころがけていることは、迷ったらやる。まずはやってみることで、なんとかなることが多いと感じています。

川島)できないことはできないと伝えることです。そして、人にお願いすることも大切です。時間なくて、できそうにないと思ったら依頼をしています。お願いできるようになると、協力してくれる人が増えてきました。

 

■グループトークパート

 最終パートは、ファシリテーターとゲストの4名を囲み、お越しいただいたみなさまからの質疑応答を行いました。

(中央:up TSUKUBAの江本さん)

 最後に全員で記念撮影を行いました。解散後も熱が冷めず、会場内では閉店ぎりぎりまで活発な交流が行われていたことが印象的でした。

 

 本イベントは、最終43名の方々にご参加いただきました。雨でお足元の悪い中、お越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました。

 

 イベント内でも庄司よりお伝えしましたが、WATでは現在「コミュニティビルダー」を絶賛募集中です。詳細は、下記のリンクよりご確認ください。お問い合わせも、お気軽にどうぞ!

 http://wat-inc.jp/recruit/communitybuilder/

 

 さらに、WATでは今後コミュニティビルダー講座も企画して参りますので、みなさまにご参加いただけることを楽しみにしております!(藤保)