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[COMMUNITY]東北食べる写真展が開催されました!@The Fleming House
こんにちは!CB(コミュニティビルディング)部の原田です。CBとして働かせていただいて4ヶ月程経ちました。
私は主に清澄白河駅から約徒歩6分のところにあるフレミングハウスというイベントスペースを運営しています。
フレミングハウスの担当になって1ヶ月程経った頃に「フレミングハウスで何か企画をやってみない?」というお誘いを受けました。私が入社した当初は、毎月のイベントが減少し、来る人も減りつつあったので、フレミングハウスをまず知ってもらう人を増やしたい、もっと盛り上げていきたい、そんな想いもあり、イベントを企画することにしました。
とはいえ、どんなことをすれば人が集まるのか、フレミングハウスにとっても良い企画とは何か、相当悩みました。考えすぎてわからなくなって、一人だと無理だ!と思い、仲間にアイデアのブレストを手伝ってもらったりもしました。
そのアイデアのブレストで出てきたのが、「東北」と「生産者さんの顔が見える」という二つのワードでした。
CBとして働く前は宮城県石巻市で仮設住宅の訪問相談員をしていたのですが、ふと、東北で出会った住民さんとの思い出が脳裏に浮かびました。
「美味しい煮物沢山作ったから持って帰って」「秋刀魚がとれすぎたからゆかちゃん食べて」「お茶っこしにウチに遊びにおいで」「石巻の親やと思って遠慮せずなんでも頼ってきてくれたらいい」
私が見てきて触れてきた東北は「震災」という悲しいことばかりじゃなくて、あたたかくて優しくて美しいものが沢山ありました。
そんな魅力的な東北の今を伝えるイベントがしたい、こうして生まれたのが「東北食べる写真展」でした。
そして無事、10/14(祝月)の午後、東北の生産者さんから直接食材を仕入れて、その生産者さんの写真を見ながらご飯を囲む『東北食べる写真展』を開催することができました。
今回は私自身初めての自社企画ということもあり、準備から当日まで気を引き締めて挑みました。
前職から繋がっている仲間と企画をしたのですが、私たちが大事にしたい想いとして
「東北の今を伝える」「東北の魅力を伝える」という大きく2つの軸がありました。
皆さんもご存知かと思うのですが、3.11以降、東北は様々な課題に直面しました。
風評被害で多くの農家さん、生産者さんが苦しみ、「東北のものは食べたくない」との声を聴いて何度悔しくて泣いたかわからない、という声を直接聴いていたからこそ、東北のものはこんなに美味しくて、こんなに素敵な想いで生産者さんは物を作っているのだ、ということを伝えていきたいよね、と。
そんな想いもあり、当日は料理に使う食材の生産者さんの写真とその生産者さんのインタビューを会場に飾りました。
普段私たちが口にするもので、生産者さんがどのような想いで物を作っているかを知る機会ってなかなかないからこそ、このような機会を作りたい。被災地としての東北だけじゃなく魅力溢れる東北を感じて欲しい。そんな想いで会場も料理も雰囲気もみんなで創りあげました。
WATからはCoffee Wrightsのブースも出店。
「お店はどこにあるんですか?」「この豆ってどこの豆ですか?」など、コーヒーから生まれる会話も見え、お客様に楽しんでいただける姿も。コーヒーを飲んでる人を見ていると、ほっと安心した顔をしている人が多くて、コーヒーの持つ力をこの時深く感じました。
私たちが思ってた以上にたくさんの方が足を運んでくださり、改めて東北という地のパワーと、人とのご縁に感謝する一日となりました。
コミュニティビルダーとして働き始めて、まだまだわからないことが沢山あって試行錯誤する毎日ですが、私にとってのコミュニティビルダーは「人が活き活きする為の仕掛けを創り続けていく人」だと思っています。
「こんな場を創りたい」という想いがある人が集まり、その集まりの中で一人ひとりが持つ強みを活かしあい、場を創りあげていくことで生まれるパワーが、何かを変えていくはずだと信じて今日もイベントスペース運営をしています。
フレミングハウスでは「何かやってみたい!」「こんなことできる?」などどんな些細な相談でも大歓迎です。
ぜひ、場づくりを一緒にしませんか?
(原田)