WATの採用のこと、正直に書きます | WAT Inc.

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WATの採用のこと、正直に書きます

WATは2013年に法人化して、もう12年になります。12年やっていて何が変わったかと言われると、正直なところ、あまり変わっていない気がします。相変わらず人手は足りないし、自分自身もまったく成長していない。まあ、それでもなんとかやっている。

ただ、一つだけ年々強くなっている確信があって、それは「一緒に働く人がすべてだ」ということです。

居場所をつくる人

僕らは飲食やカフェの会社だと思われがちですが、本質的には「居場所をつくる会社」だと思っています。街の人がふらっと来て、コーヒーを飲んで、なんとなく安心して帰っていく。そういう場所をつくるのが仕事です。で、その「なんとなく安心する空気」というのは、内装やメニューではなく、そこにいる人がつくるものなんですよね。

だから採用は、僕らにとって社運がかかっている話です。大げさではなく。

9割は、繰り返し

よく「どういう人を採りたいですか」と聞かれるのですが、これがなかなか言語化しづらい。スキルや経験はもちろんあるに越したことはないですが、正直なところ、そこはあまり重視していません。コーヒーの淹れ方もパンの焼き方も、やっていれば覚えます。何千杯、何万杯と淹れていけば、手は自然に動くようになる。

それよりも大事にしているのは、毎日同じことを丁寧にやり続けられるかどうか、ということです。

飲食の仕事は地味です。華やかに見える瞬間もあるかもしれませんが、実際の9割は繰り返しです。昨日と同じようにカウンターを拭いて、昨日と同じように豆を挽いて、昨日と同じように「いらっしゃいませ」を言う。その「同じ」の精度を少しずつ上げていくのが、僕らの言う Everyday Work です。

これは向き不向きがあると思っていて、新しいことを次々やりたい人には退屈かもしれない。逆に、足元を固めて今やっていることを大事にしたいという人には、居心地のいい会社だと思います。

大きくしない、という選択

もう一つ、WATの特徴としてお伝えしておきたいのは、僕らは会社を大きくすること自体には、あまり興味がありません。それよりも、一つひとつの店が地域に根ざして、その街の空気の一部になっていくことのほうがずっと大事だと考えています。結果、それで会社が大きくなるのであれば、それは結構なことです。でも順番は間違えたくありません。 

だから、WATで経験を積んで、いつか自分の店を持ちたいという人も歓迎しています。実際にWATから独立して自分の店を始めたスタッフもいます。送り出す側としては寂しさもありつつ、でもそうやって街に小さな店が増えていくことが、僕らのやりたい「寛容な社会をつくる」ということなんだろうと思っています。

一緒にやりましょう

まとめると、WATが求めているのは、当たり前のことを実直にやり続けることに価値を見出せる人です。派手さはないですが、毎日お店を開けて、丁寧にコーヒーを淹れて、目の前のお客さんに気持ちよく過ごしてもらう。その繰り返しの先に、街の風景が少しだけ変わっていく。そういう仕事を一緒にやりたいと思ってくれる方がいたら、ぜひ声をかけてください。

姿勢を低くして、足腰を強くして、図太く慎重にやっていきましょう。

issy